はじめに:熱海旅行のあとで試した実験
2025年3月末、熱海への旅行に行きました。事前には自分で調べていたのですが、旅行後ふと思ったのです。
「この旅をChatGPTに任せていたら、どんな旅程を組んでくれていたんだろう?」
そこで、旅行のあとからChatGPTに同じ旅の計画を依頼してみました。目的地は熱海、日程や宿泊条件も実際に行ったものと同じ前提で。この記事では、その結果と実際との比較を紹介します。
ChatGPTに依頼した内容
ChatGPTには以下のような条件を入力しました:
- 行き先:静岡県熱海市
- 日程:3月末、1泊2日
- 希望内容:観光地、グルメ、移動手段の提案
返ってきたのは、まるで旅行会社のように整ったプランでした。
- 四国→羽田→熱海というモデルルート
- 到着後の観光候補(熱海城、MOA美術館、来宮神社など)
- 海鮮系のおすすめグルメ
- 翌朝の観光プランと帰路案内
一見すると「お、わりと使えそう」と思える内容でした。
実際の旅行との違い:情報の正確さはまだバラつきあり
ただし、実際に行った旅行と比較してみると、いくつか明確なギャップがありました。
❌ 1. 移動手段が非効率だった
ChatGPTは羽田空港経由をベースにしていましたが、実際にはもっと安価かつ早い手段(例:バス移動をしてからの新幹線)を自分で見つけて利用しました。
→ 現時点のChatGPTには、最安値のリアルタイムな交通情報までは期待できません。
⭕️ 2. 観光プランの構成はそれなりだった
観光スポットの選定や流れは、非常に理にかなっていて驚きました。 来宮神社や海岸エリア、熱海プリンなど、実際に行った場所がかなり含まれていました。
→ 「ざっくりとした旅行の組み立て」には十分役立ちます。
⭕️ 3. グルメの提案もそこそこ良い
地域の名物を押さえたうえで、有名どころをおすすめしてくれる印象。現地で食べたものと比較しても外していませんでした。
→ 食事処選びのスタート地点としては使える感覚です。
ChatGPTを旅行に使うときの向き・不向き
✅ 向いていること
- 観光地の候補出し(王道ルート)
- 時間配分を含めた1泊2日プランの「骨格」作り
- 初めて行くエリアの事前情報収集
- 同行者に説明するときの叩き台
❌ 向いていないこと
- 航空券・電車などの料金や最安ルートの検索(リアルタイム性がない)
- 店舗の最新の営業時間・臨時休業などの細かい確認
まとめ:ChatGPTは旅行の“相談相手”として優秀
旅行の全てを任せるのはまだ難しい。 でも「一人で調べ始める前の壁打ち相手」や「情報をざっくり整理したいとき」にはかなり使えると感じました。
今後は、ChatGPTで出した旅行案をベースに、
- 自分で調べてアップデートする
- 過去の旅と比較して気づきを得る
- 同じ条件で他の行き先も組んでもらう
というような使い方をすれば、旅の思考時間をぐっと減らしつつ満足度を高めることができそうです。
今後は、実際の旅前にChatGPTと一緒に旅を組んでみようと思います。
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